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コラム

マウスピース矯正「プレオルソ」で子供が寝れない?失敗を防ぐためのポイント


▼目次

 
子どもの歯並びが気になり、マウスピース矯正を検討している親御さんは多いのではないでしょうか。中でも「プレオルソ」と呼ばれる矯正方法は、取り外しができて柔らかい素材を使っているため、小さな子どもでも使いやすいとされています。しかし一方で、「装置を嫌がるのでは」「眠れなくなるのでは」といった心配をされる方もいるかもしれません。今回は、プレオルソの特徴や失敗例、子供が嫌がる理由と対処法ついて詳しく解説します。
 

1. プレオルソとは?子供の歯並び矯正における特徴



子どもが歯を磨いている様子


プレオルソは、小児向けに開発された取り外し可能なマウスピース型の矯正装置です。主に5歳から10歳前後の子どもを対象に使用され、永久歯が生えそろう前の骨格や歯列の成長をコントロールすることを目的としています。以下に、プレオルソの特徴を解説します。

 

①取り外しができる

プレオルソは食事や歯磨きの際に外せるため、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットがあります。また、装着時間も日中1時間+就寝時の使用が基本とされており、ワイヤー矯正のような常時装着の必要がありません。

 

②柔らかい素材で作られている

装置はシリコン系のやわらかい素材でできており、子供のお口に優しい設計になっています。そのため、口腔内を傷つけにくく、負担を感じにくいのが特徴です。

 

③お口周りの筋肉を整える効果がある

プレオルソは、舌の位置や口呼吸、指しゃぶりなどの癖の改善も期待できます。これにより、顎の発達を促し、将来的な不正咬合の予防が期待されます。

 

④装着に慣れるまでに時間がかかることも

一方で、使用を始めたばかりの頃は、異物感や違和感により慣れるまでに時間がかかることがあります。特に寝る時に装着を嫌がる子供も少なくありません。 子供の発育段階に合わせて使用することで、無理のない歯並び改善を目指すことが期待できます。

 
 

2. プレオルソでの失敗例とその原因

 



歯ブラシ


プレオルソは効果的な装置である一方、正しく使用しないと期待した効果が得られない場合があります。以下に、実際によくある失敗例とその原因について解説します。
 

①装着時間の不足

プレオルソは「日中1時間+就寝時」の装着が推奨されていますが、装着時間が足りないと十分な効果が得られない可能性があります。特に、子供が嫌がって外してしまう場合、進行が遅れたり期待通りの結果にならないことがあります。

 

②装置の管理が不十分

プレオルソは取り外し式のため、紛失や破損のリスクがあります。また、洗浄を怠ると細菌が繁殖し、口腔内のトラブルの原因になることもあります。管理が行き届かないと、衛生面や装置の劣化によって治療効果に悪影響が出る可能性があります。

 

③適応条件の不適合

プレオルソはすべての歯並びの問題に適しているわけではありません。特に重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合、プレオルソだけでは対応できず、後々ワイヤー矯正などの追加治療が必要になることもあります。

 

④成長による適応時期超過

プレオルソはあくまで乳歯と永久歯が混在している「混合歯列期」に使用することを前提としています。永久歯がすでに生え揃ってしまっている場合には、装置の効果が限定的になる可能性があります。 プレオルソでの失敗は、使用方法や適応の見極めが不十分なことが多くの原因です。効果的な矯正を行うためには、歯科医師としっかり相談し、定期的なフォローアップを受けることが欠かせません。

 
 

3. 子供が装置を嫌がる理由と対処法

 



歯の模型


プレオルソはソフトな素材で作られていますが、それでも子供が装着を嫌がるケースは少なくありません。以下に、その理由と対処法について解説します。

 

①異物がある不快感

初めて装置を装着する際、多くの子供が「気持ち悪い」「しゃべりにくい」と感じます。これは自然な反応であり、慣れるまでに時間が必要です。親御さんは、無理に装着させようとせず、短時間から徐々に装着時間を増やしていく方法を取り入れると効果的です。

 

②話しづらさや発音の違和感

プレオルソを装着すると舌の位置が変わるため、発音がしにくくなることがあります。この場合、会話する時間帯は装置を外し、慣れてきたら段階的に装着時間を延ばしていくとよいでしょう。

 

③本人が治療の必要性を理解していない

子供自身が「なぜ使わなければいけないのか」を理解していないと、装着に消極的になることがあります。そのため、子供にもわかりやすい言葉でしっかり説明することが大切です。

 

④サイズが合っていない可能性も

プレオルソは既製品ですが、複数のサイズが用意されています。合っていないサイズを無理に使うと痛みや違和感の原因になることがあります。歯科医師の指導のもと、適切なサイズを選ぶことが重要です。 子供が装置を嫌がる背景には、身体的な違和感だけでなく、心理的な抵抗感も含まれていることがあります。焦らずに、親子で一緒に取り組む姿勢が継続のポイントです。

 

 

4. プレオルソの適応年齢と治療期間

 



歯科衛生士が応援している様子


プレオルソはすべての子供に使用できるわけではなく、適応年齢や治療期間に明確な基準があります。タイミングを誤ると、期待した効果が得られない可能性があるため、正しい知識を持つことが重要です。プレオルソの適応年齢と治療期間について、以下に詳しく解説します。

 

①適応年齢は5歳〜10歳前後

プレオルソは主に「混合歯列期」と呼ばれる時期、すなわち乳歯と永久歯が混在している5歳から10歳前後の子供に適しています。この時期は骨の成長が活発で、顎の形を整えやすいため、矯正効果が出やすいのが特徴です。

 

②治療期間は1〜3年が目安

治療の進行は個人差がありますが、一般的には1~3年ほどで一定の改善が見込める可能性があります。特に成長期の初期に始めた場合、より早く変化が出るケースもあります。

 

③装着時間の徹底が成功の鍵

就寝時+日中1時間の装着を毎日継続できるかどうかが、治療の結果に大きく関わってきます。装着が不規則になると治療が長引いたり、十分な効果が得られないこともあります。

 

④永久歯が生え揃ったら治療法の見直しを

12歳を過ぎ、永久歯がすべて生え揃っている場合には、プレオルソだけでの矯正が難しくなる可能性があります。その際は、マウスピース矯正やワイヤー矯正など、別の治療法への切り替えが検討されることがあります。

 

⑤定期的なチェックが必要

成長に伴い口腔内の状況が変化するため、歯科医院での定期的なチェックと装置のサイズ確認が欠かせません。使用を続ける中で、必要に応じて別の装置に切り替えることもあります。 プレオルソを始める際は、子供の成長段階と装置の効果が出やすい時期をしっかり見極め、歯科医師の判断を仰ぎながら進めていくことが成功の鍵といえるでしょう。

 

5. 名古屋市天白区の歯医者 塩釜口駅前歯科・矯正歯科の矯正治療

 






名古屋市天白区にある歯医者「塩釜口駅前歯科・矯正歯科」では、日本矯正歯科学会の矯正認定医監修のもと、患者さんに合わせた矯正治療をご提案しています。安心して治療に取り組んでいただけるよう、目立ちにくいマウスピース矯正「インビザライン」や、ワイヤー矯正など、幅広い選択肢をご用意しています。

 

①日本矯正歯科学会認定医による監修体制

当院の矯正治療は、日本矯正歯科学会の認定医資格を有する歯科医師の監修のもと行います。矯正の知識と技術を積み重ねた歯科医師が、患者さんの口腔状態をしっかり確認しながら、治療計画を立てています。歯並びの見た目だけでなく、噛み合わせや機能面も含めたトータルなアプローチを心がけています。

 

②インビザラインを取り入れた目立ちにくい矯正治療

インビザラインは、透明なマウスピースを用いた矯正方法で、見た目に配慮したい方やライフスタイルを大切にしたい方に選ばれています。取り外しが可能なため、食事や歯磨きのしやすさも特徴のひとつです。3Dスキャンによる治療計画の可視化など、デジタル技術を活用しながら、無理のないステップで治療を進めていきます。

 

③小児矯正にも対応した診療体制

成長期にあわせた小児矯正は、将来の歯並びや噛み合わせの改善につながる可能性があります。当院では、プレオルソや拡大装置、マルチブラケットなどを用い、年齢やお口の状況に応じた提案を行っています。子どもにもわかりやすい矯正治療を心がけています。

 

④子育て世代にやさしい院内環境

小さなお子様連れでも安心して通院いただけるよう、保育士が常駐で、無料託児サービスもございます。キッズルームも完備しており、治療中も子どもが楽しく過ごせる環境を整えています。

 

⑤通いやすい立地と柔軟な診療時間

当院は地下鉄鶴舞線「塩釜口駅」から徒歩30秒の立地にあり、木曜・土曜も夜まで診療を行っています。学校やお仕事帰りにも通いやすく、継続的な治療やメンテナンスがしやすい点も、多くの患者さんにご利用いただいている理由の一つです。院内はバリアフリー設計で、どなたにもやさしい空間づくりを心がけています。

矯正治療をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。

 
 

まとめ

 

プレオルソによるマウスピース矯正は、口周りの癖や呼吸方法の改善にも効果が期待できる治療法です。しかし、装着時間の不足や適応時期を過ぎての使用、装置に対する子供の抵抗感などが失敗の原因になることもあります。治療を成功させるには、正しい使い方と歯科医師による継続的なフォローが重要です。

 

塩釜口駅前歯科・矯正歯科では、専門的な診断と丁寧なカウンセリングで、患者さん一人ひとりに最適な矯正治療をご提案します。 名古屋市天白区・塩釜口駅周辺で、子供の歯並びが気になる方やプレオルソに興味がある方は、塩釜口駅前歯科・矯正歯科までお問い合わせ下さい。

 
 

監修:医療法人社団 躍心会
理事長 鬼頭 広章

所属学会
 国際インプラント学会 ICOI Fellow
 日本口腔インプラント学会 会員
 日本歯周病学会 会員
 日本顎咬合学会 会員
 日本デジタル矯正歯科学会 会員
 日本臨床歯科学会 SJCD 会員
 MID-G 理事
 名古屋臨床咬合研究会 NOAH 理事
 K-Project 会員
 
取得資格
 USC(南カリフォルニア大学)JAPANProgram 卒業
 東京SJCDレギュラーコース修了
 OSG(矯正アレキサンダータイポドントコース)修了
 ITIインプラントコース ベーシック、アドバンス修了
 エキスパートハンズオンCAMLOGコース修了
 NOBEL BIOCAREサティフィケート多数取得
 インビザライン矯正 ベーシックコース修了
 5D アドバンスコース修了
 2017年 MID-Gレギュラーコース、マニュアルコース受講
 矯正LASコース受講
 歯周形成外科マイクロアドバンスコース受講
 CSTPC受講
 2021年 ODGC (矯正診断コース)修了
 アライナーオルソドンティクス6デイズコース
 明海大学国際インプラント学会認定コース
 ハーバード大学歯学部日本CEコース
 
認定医
 日本デジタル矯正歯科学会
 日本顎咬合学会

塩釜口駅前歯医者・矯正歯科

所在地 〒468-0074
名古屋市天白区八幡山1336番
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