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コラム

子どもがマウスピース矯正を嫌がる?サポートの工夫と対処法を解説


▼目次

 
マウスピース矯正は、見た目の負担が少なく取り外しもできるため、子どもの矯正治療として選ばれることが増えています。しかし実際には、「毎日つけるのを嫌がる」「つけてくれない」といった悩みを持つ親御さんも少なくありません。子どもにとって矯正治療は慣れないことが多く、不安や違和感を感じながら過ごすこともあるでしょう。
 

今回は、子どもがマウスピース矯正を嫌がる理由や、それに対する親のサポート方法、そして治療をスムーズに進めるための対処法について解説します。
 

1. 子どもがマウスピース矯正を嫌がる理由とは?



 
子どもがマウスピース矯正を嫌がる背景には、身体的な違和感だけでなく、心理的な抵抗も関係していることがあります。これらの理由を理解することが、適切なサポートの第一歩となるでしょう。ここからは、子どもがマウスピース矯正を嫌がる主な理由を解説します。
 

①違和感や痛みを感じる

マウスピースを装着すると、歯が動く際の圧力や装置の感触に違和感を覚えることがあります。特に治療を始めたばかりの時期は「痛い」「気持ち悪い」と感じやすく、装着を避けようとする傾向があります。

 

➁装着の手間が面倒

取り外しができることはマウスピース矯正のメリットとも言えますが、子どもにとっては毎日の装着や取り外しが負担に感じられることもあります。食事や歯磨きのたびに外す必要がある点も、子どもにとっては面倒に感じることがあるかもしれません。

 

➂見た目や発音への違和感

目立ちにくいマウスピースでも、口腔内に何か入っている感覚は子どもにとって違和感を覚えることがあります。また、しゃべりにくさや友達に見られることへの恥ずかしさを感じる子どももいるようです。

 

④治療の意味や目的を理解していない

「なぜ矯正をするのか」「いつまで続くのか」といった治療の目的や必要性を十分に理解できていない場合、「つける意味がわからない」と感じ、モチベーションが下がることがあります。

 

⑤長時間の装着が負担

マウスピース矯正では、毎日一定時間の装着が必要です。遊びたい盛りの子どもにとっては、この時間の制限が負担に感じられることもあります。

 

こうした理由が重なると、子どもが「もうやりたくない」と感じることもあるようです。まずは子どもの気持ちに寄り添いながら、原因を一緒に考えることが大切です。

 
 

2. マウスピース矯正を嫌がる子どもへの声かけとサポートの工夫

 



 
子どもが矯正治療を前向きに受け入れるかどうかは、親の接し方が影響することがあります。無理に装着させるのではなく、ポジティブな気持ちで続けられるような声かけや工夫を取り入れましょう。
 

①目標やゴールを一緒に確認する

「この矯正が終わったら、歯並びがきれいになるね」「〇月までがんばろうね」など、ゴールを意識させることで、子どものやる気につながることがあります。カレンダーにマークをつけるなど、目に見える形で記録するのもよいでしょう。

 

②ポジティブな言葉をかける

「よく頑張っているね」「今日はちゃんとつけられてすごいね」といった声かけは、子どもの自己肯定感を高める効果が期待できます。矯正を「嫌なこと」から「頑張れること」へと意識を少しずつ変えていく手助けにもなるでしょう。

 

③一緒にルールを作る

装着時間や外すタイミングなどを親子で話し合いながら決めると、子どもが矯正に主体的に取り組む意識を持ちやすくなります。「夜ごはんの後はつける」など、生活の中に自然に組み込むのもひとつの工夫です。

 

④親も一緒に取り組む姿勢を見せる

親御さんが協力的な姿勢を見せると、子どもも「ひとりじゃない」と感じやすくなります。装着を一緒に確認したり、ケアグッズを一緒に選んだりして、子どもが楽しく続けられるような関わりを意識するとよいでしょう。

 

これらの工夫を少しずつ取り入れながら、親子で協力して取り組むことで、子どももマウスピース矯正を無理なく続けやすくなるでしょう。

 
 

3. マウスピース矯正を嫌がる子どもへの具体的な対処法

 



 
子どもがマウスピース矯正を続けるには、習慣づけと工夫の積み重ねが重要です。嫌がる時期があっても、焦らず適切に対応していくことで、治療の継続につなげることが期待できます。

 

①日常生活に組み込む

毎日の装着を「当たり前」の習慣にすることが大切です。例えば「起きたらすぐつける」「ご飯のあとに必ずつける」など、生活リズムの中に組み込むことで、無理なく続けやすくなります。

 

➁短い時間から始めて徐々に増やす

いきなり長時間の装着を求めると、子どもが反発してしまうこともあります。子どものペースに合わせて、少しずつ装着時間を増やしていくと、無理なく続けやすくなるかもしれません。

 

➂ご褒美システムを活用する

マウスピースを1日つけられたらシールを貼る、1週間がんばったら好きな絵本を買う、などのご褒美は、子どものモチベーションを高める手段になることがあります。ただし、物で釣るのではなく、「頑張りを認める」ことが大切です。

 

④装着記録をつける

マウスピース矯正は、装着時間が治療結果に直結するとされています。装着した時間を毎日記録することで、どれだけ頑張っているかが目に見えるようになり、やる気にもつながるでしょう。

 

⑤定期的な声かけとチェックを行う

子ども任せにせず、親御さんが定期的にマウスピースの装着状況をチェックすることも大切です。「今日は何時間つけられた?」などのやりとりを習慣にすることで、矯正に対する意識が高まりやすくなります。

 

マウスピース矯正は、子どもにとって慣れないことも多く、嫌がることもあるかもしれません。親子で協力しながら、無理のない方法で続けていくことが大切です。

 
 

4. 子どもが矯正を嫌がるのは一時的なものと考えることも大切

 



 
矯正治療に限らず、子どもが何かを嫌がることは珍しくないかもしれません。「嫌がる=失敗」ではなく、「乗り越えられる壁」として捉えることが大切です。

 

①成長とともに考え方が変わることもある

子どもは年齢や経験によって感じ方や理解力が変わることがあります。始めは嫌がっていた矯正でも、周囲の子どもがやっている姿を見たり、自分の変化に気づいたりすることで、少しずつ前向きになることもあります。

 

➁無理に進めない勇気も必要

一時的に中断しても、子どものタイミングで再開できれば良いケースもあります。無理に続けることで矯正自体がトラウマになってしまうリスクを避けるためにも、場合によっては一度休む選択も視野に入れましょう。

 

➂「やめないこと」より「向き合い続けること」が大事

装着の有無だけでなく、矯正に対してポジティブな気持ちを持ち続けることも重要です。装着できない日があっても責めずに、「明日はどうしたらつけやすくなるか」を一緒に考えてみましょう。

 

④家族全体で支える意識を持つ

矯正治療は本人だけでなく、家族全体で関わることも大切です。兄弟姉妹や祖父母も一緒に応援することで、子どもが「支えられている」と感じやすくなり、自然と前向きな気持ちになれることがあります。

 

⑤将来の姿を共有する

「歯並びがきれいになると、ご飯が食べやすくなるよ」「大人になってからの印象も良くなるよ」など、将来的なメリットを子どもと一緒に考えることも、意識づけには効果的です。ただし、プレッシャーにならないよう、やさしく伝えるようにしましょう。

 

「嫌がること=悪いこと」ではありません。子どもに合ったペースで少しずつ取り組んでいくことが、矯正治療をスムーズに進めるためのポイントと言えるでしょう。

 
 

5. 名古屋市天白区の歯医者 塩釜口駅前歯医者・矯正歯科の小児矯正治療

 



 
名古屋市天白区にある塩釜口駅前歯医者・矯正歯科は、小児矯正に力を入れています。歯並び・噛み合わせを整えることは、お口全体の健康だけでなく、全身の健やかな成長にも繋がることが期待されます。

 

<塩釜口駅前歯医者・矯正歯科の小児矯正治療>

①子どもの成長を活かした治療

当院の小児矯正は、成長期の子どもの顎の発育を最大限に活かします。永久歯が自然に理想的な位置に生え揃うよう導き、正しい噛み合わせの形成をサポートします。

 

➁将来の負担を軽減する「1期治療」に対応

顎の成長を促し、永久歯が生えるスペースを確保する「1期治療」から始めます。この早期治療により、永久歯が生えそろう頃には大がかりな矯正治療が不要になったり、治療期間が短縮されたりする可能性があります。

 

➂成長や状態に合わせた多様な矯正装置

一人ひとりの歯並びや顎の状態に合わせて、プレオルソや拡大床矯正装置など、様々な種類の矯正装置を使い分けて治療を行います。

 

➃リラックスして通える、子どもに優しい治療環境

当院は、患者さんがリラックスして治療を受けられるよう、明るく楽しい雰囲気を大切にしています。院内はバリアフリーで、衛生管理も徹底し、楽しく通院していただく空間づくりを心がけています。

 

子どもの歯並びは、成長過程で大きく変化します。 歯並びや噛み合わせで気になることがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。

 

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小児矯正

まとめ

マウスピース矯正は取り外しができるというメリットがありますが、子どもにとっては違和感や不安を感じやすく、続けるのが難しいこともあるかもしれません。子どもの気持ちに寄り添いながら、無理なく習慣化できる環境を整えることが大切です。日々の声かけやちょっとした工夫を重ねることで、治療を前向きにサポートしていきましょう。

子どものマウスピース矯正についてお悩みの方は、名古屋市天白区の歯医者 塩釜口駅前歯医者・矯正歯科までお問い合わせください。

 
 

監修:医療法人社団 躍心会
理事長 鬼頭 広章

所属学会
 国際インプラント学会 ICOI Fellow
 日本口腔インプラント学会 会員
 日本歯周病学会 会員
 日本顎咬合学会 会員
 日本デジタル矯正歯科学会 会員
 日本臨床歯科学会 SJCD 会員
 MID-G 理事
 名古屋臨床咬合研究会 NOAH 理事
 K-Project 会員
 
取得資格
 USC(南カリフォルニア大学)JAPANProgram 卒業
 東京SJCDレギュラーコース修了
 OSG(矯正アレキサンダータイポドントコース)修了
 ITIインプラントコース ベーシック、アドバンス修了
 エキスパートハンズオンCAMLOGコース修了
 NOBEL BIOCAREサティフィケート多数取得
 インビザライン矯正 ベーシックコース修了
 5D アドバンスコース修了
 2017年 MID-Gレギュラーコース、マニュアルコース受講
 矯正LASコース受講
 歯周形成外科マイクロアドバンスコース受講
 CSTPC受講
 2021年 ODGC (矯正診断コース)修了
 アライナーオルソドンティクス6デイズコース
 明海大学国際インプラント学会認定コース
 ハーバード大学歯学部日本CEコース
 
認定医
 日本デジタル矯正歯科学会
 日本顎咬合学会

塩釜口駅前歯医者・矯正歯科

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名古屋市天白区八幡山1336番
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